10Gbpsの光回線
一般的にインターネットを使うには、プロバイダーを選ぶことになりますが、一部地域では10Gの高速通信プランが珍しくなくなってきています。
多くの回線は1Gbps回線ですので、単純に10倍というわけにはいきませんがとても速い回線です。
しかし、ほとんどの場合で、契約すれば即10Gの速度を体験できるというわけではありません。
まず、1Gの光回線と設備が違うため、工事が必要になります。
工事にかかる費用は多くの光回線の事業者が実質無料にしていますので大きな負担にはなりませんが、当然月々の通信料は高くなります。
そして、これが一番問題になりやすいことで、10G用の機器をそろえる必要があるということです。
機器は大まかに4種類あります。
①ONUとルーター
②LANケーブル
③LANポート
④スイッチングハブ(複数台有線接続する場合)
①~④をそれぞれ確認していきます。
①ONU(インターネット接続を行うための機器)とルーター(複数のデバイスに接続する機器)はワンセットと考えておくといいです。ONUは基本的に業者からの貸し出しのため選択の余地はありません。そして大抵のONUは1台のパソコンしか接続できませんので、ルーターと繋いで複数台に分岐したりWi-Fi接続を可能にします。
ONUとルーターの一体型(ホームゲートウェイ)もありますので、その場合は機器は一つで済みます。
ルーターについては特にこだわりが無ければレンタル品で十分ですが、反応速度など自身にとってこだわりがある場合は購入した方がよいでしょう。
②LANケーブルは「5e」「6」「6a」というカテゴリが主流で、2021年の段階では約55%が「5e」、「6」「6a」が合わせて44%というシェアでした。10Gの速度に対応しているのは「6a」以上のカテゴリです。LANケーブルにはカテゴリが印字されており、そこで確認できます。すでに「6a」であれば買いかえる必要はありません。
今日では「7」や「8」といったカテゴリもありますが、主目的は業務用で、ケーブルに静電気がたまるためアース処理が必要、コネクタ形状が違うなど家庭用として作られていません。
量販店に売られているものはシールド処理がないなど本来の規格と異なり、もともとの性能を発揮できないため「6a」で十分です。
③LANポートはLANケーブルとパソコンを接続する部分で、10Gに対応しているかの確認方法は以下のとおりです。
1.「スタート」ボタン上で右クリックし「デバイスマネージャー」を選択
2.「ネットワークアダプター」の矢印をクリックし、LAN機器を探す
名称にGigabitなど規格が入っていれば1Gだと分かりやすいです(画像では「Gb」と入っています)が、なければ説明書などを検索してスペックを確認しましょう。なお、WirelessやWi-Fiと名前があるものは無線です。
多くのパソコンは10Gではないはずですので、デスクトップパソコンであれば対応するLANカードを購入し、マザーボードのPCIe x4以上のスロットに差し込み、ドライバをインストールして使えるようになります。
残念ながら既製品のデスクトップパソコンはPCIeスロットが付いていない、もしくはあってもグラフィックボードで使ってしまっている場合がありますので、必ず確認してから購入しましょう。
また、ノートパソコンは機能の拡張を最初から想定していませんので、ほぼ出来ないと思った方がいいです。
④業者から貸し出されるONUやルーター、ホームゲートウェイには10G対応のLANポートが付いています。ただ、機器によっては10Gのポートは1つだけで、他のポートは1Gという場合があります。
通常のスイッチングハブでは1Gに制限されますので、複数台に接続したいとなると10G用のものが必要になります。なお、10G対応のスイッチングハブは2~3万円しますので、それなりの値段がすると思ったほうがよいでしょう。
多くの回線は1Gbps回線ですので、単純に10倍というわけにはいきませんがとても速い回線です。
しかし、ほとんどの場合で、契約すれば即10Gの速度を体験できるというわけではありません。
まず、1Gの光回線と設備が違うため、工事が必要になります。
工事にかかる費用は多くの光回線の事業者が実質無料にしていますので大きな負担にはなりませんが、当然月々の通信料は高くなります。
そして、これが一番問題になりやすいことで、10G用の機器をそろえる必要があるということです。
機器は大まかに4種類あります。
①ONUとルーター
②LANケーブル
③LANポート
④スイッチングハブ(複数台有線接続する場合)
①~④をそれぞれ確認していきます。
①ONU(インターネット接続を行うための機器)とルーター(複数のデバイスに接続する機器)はワンセットと考えておくといいです。ONUは基本的に業者からの貸し出しのため選択の余地はありません。そして大抵のONUは1台のパソコンしか接続できませんので、ルーターと繋いで複数台に分岐したりWi-Fi接続を可能にします。
ONUとルーターの一体型(ホームゲートウェイ)もありますので、その場合は機器は一つで済みます。
ルーターについては特にこだわりが無ければレンタル品で十分ですが、反応速度など自身にとってこだわりがある場合は購入した方がよいでしょう。
②LANケーブルは「5e」「6」「6a」というカテゴリが主流で、2021年の段階では約55%が「5e」、「6」「6a」が合わせて44%というシェアでした。10Gの速度に対応しているのは「6a」以上のカテゴリです。LANケーブルにはカテゴリが印字されており、そこで確認できます。すでに「6a」であれば買いかえる必要はありません。
今日では「7」や「8」といったカテゴリもありますが、主目的は業務用で、ケーブルに静電気がたまるためアース処理が必要、コネクタ形状が違うなど家庭用として作られていません。
量販店に売られているものはシールド処理がないなど本来の規格と異なり、もともとの性能を発揮できないため「6a」で十分です。
③LANポートはLANケーブルとパソコンを接続する部分で、10Gに対応しているかの確認方法は以下のとおりです。
1.「スタート」ボタン上で右クリックし「デバイスマネージャー」を選択
2.「ネットワークアダプター」の矢印をクリックし、LAN機器を探す
名称にGigabitなど規格が入っていれば1Gだと分かりやすいです(画像では「Gb」と入っています)が、なければ説明書などを検索してスペックを確認しましょう。なお、WirelessやWi-Fiと名前があるものは無線です。
多くのパソコンは10Gではないはずですので、デスクトップパソコンであれば対応するLANカードを購入し、マザーボードのPCIe x4以上のスロットに差し込み、ドライバをインストールして使えるようになります。
残念ながら既製品のデスクトップパソコンはPCIeスロットが付いていない、もしくはあってもグラフィックボードで使ってしまっている場合がありますので、必ず確認してから購入しましょう。
また、ノートパソコンは機能の拡張を最初から想定していませんので、ほぼ出来ないと思った方がいいです。
④業者から貸し出されるONUやルーター、ホームゲートウェイには10G対応のLANポートが付いています。ただ、機器によっては10Gのポートは1つだけで、他のポートは1Gという場合があります。
通常のスイッチングハブでは1Gに制限されますので、複数台に接続したいとなると10G用のものが必要になります。なお、10G対応のスイッチングハブは2~3万円しますので、それなりの値段がすると思ったほうがよいでしょう。