USB PDとはUSB Type-C端子に対応した規格の一つで最大240W（48Ｖ/5A）の電力供給をすることができるものです。
今日では最新のスマートフォンやノートパソコンに広く採用されています。
それまでのUSB3.0規格では最大4.5Wの給電でしたが、最大240Wの超急速充電が可能になり、大幅に充電時間の短縮が見込めます。
また、一定の電流と電圧で給電していた従来のものと異なり、PD対応の充電器は、デバイスの要求によって電流と電圧を調整することができるため、効率的な充電が可能になります。


USB Type-C端子のため対応機器が多く、機器に応じて複数の充電器を持っていなくても一つで賄えるのもメリットです。
ただし、多くの場合は今使っているUSB Type-Cの充電器がそのまま使えるというわけではありません。
PDに対応している充電器の用意はもちろん、ケーブルも5A・100W対応などの大容量のものを揃えておくことが必要です。つまり、USB PDに対応している、

・デバイス
・充電器
・ケーブル

の3つが揃って初めて性能が発揮されるということです。

これらの対応品は安価で販売されているのが散見されますが、残念ながら品質や耐久性、安全性に関するコストが省かれている可能性があり、扱う電力の大きさを考えると発火や事故の危険性を無視できません。

したがって、価格ではなく信頼性が高く実績のあるメーカーの製品を購入することをお勧めします。