イラストや画像などの素材を、フリー素材（ロイヤリティフリーのイラスト・画像）と誤認して無断利用したことにより、著作権侵害で訴えられ、和解金や損害賠償金を支払うことになる事例が相次いでいます。

最近では、愛媛県西条市が市ホームページや公民館だよりでイラストを無断使用し、著作権侵害と指摘される事案が発生しました。
ほかにも、大分県中津市立の中学校が「ほけんだより」で使用したイラストが著作権侵害に当たるとして作者に損害賠償金を支払う事案等もありました。

それでは、イラストや画像を利用したい場合はどうすればよいのでしょうか？

対策としては、利用前に各イラスト・画像サイトの利用規約にしっかりと目を通し、利用目的が規約から逸脱していないかを確認しましょう。
検索エンジンで「○○　フリー」と検索して表示されたイラスト・画像は必ずしもしフリー素材でない場合があります。
検索エンジンを過信しすぎないようにしてください。

とはいえ、現在、ロイヤリティフリーのイラスト・画像素材を扱うサイトは非常に充実しています。
これらのサイトに掲載されているイラスト・画像は、規約の範囲内であれば、個人、法人、商用、非商用問わず無料で自由に利用できます。
そして、点数制限がなく、事前の連絡やクレジット表記（著作権表示）も不要であるため、ぜひ活用して文書作成やプレゼン資料作成を行ってみてください。

最後に参考として、筆者も普段から利用しているフリーのイラスト・画像のサイトをいくつかご紹介いたします。
（利用に当たっては利用規約を必ずご確認ください。イラスト・画像の著作権は各サイト管理者に帰属しますのでご注意ください。）
・いらすとや：https://www.irasutoya.com/
・ソコスト：https://soco-st.com/
・ビジネス素材：https://web-sozai.com/
・ぱくたそ：https://www.pakutaso.com/