最近ではスマートフォンの充電でも12W、18W、20Wなどの急速充電が珍しくなくなり、さらに超急速充電もしばしば見られるようになってきました。

超急速充電は25Wまたは45Wなど高電力の充電で、急速充電よりさらに時間の短縮ができます。

しかし、超急速充電を行うにはそれに対応した端末と充電器、さらにケーブルが必要で、いままで通常充電しかしてなかったという方は、スマートフォンが対応しているからといって、すぐに使えるというわけではありません。

充電器は何となく対応したものが必要であると想像できますが、実はケーブルも5A/100Wなどの高ワット数に対応したものが必要なのです。

そして、すべての条件を整えて、いざ充電をしようとしてももう一つ気を付けなければならないことがあります。
それは、例えば2つ以上の複数の充電ポートを持つ65ワットの充電器があった場合、同時に接続するポートによって20ワットと45ワットなどに分散されるため、どのポートを使えばいいのか、説明書をよく読んでおくことです。

ここまでやって何とか超急速充電ができますがその価値は十分で、時間がないときに複数の機器を充電したいという場合には重宝します。
超急速充電に対応していない機器を接続しても、接続機器側から必要電力以上の要求がされないため安全で、大は小を兼ねることが可能です。

また、PD（Power Delivery）対応の場合、スマホだけでなく、ノートパソコンなどの消費電力が大きい機器の電源としても使用できるため、USB Type-Cなどのコネクタの形状さえ合っていれば、いくつもの種類の電源を使う必要がなくなり、これもまた便利なのです。