米オープンAIは9月24日、対話型AI（人工知能）サービス「チャットGPT」に、

新たな音声対話機能を導入すると発表しました。

応答速度を大幅に改善させ、人間を相手にしているかのように

滑らかにAIと会話することが可能になるとのことです。

日本語や英語など50以上の言語に対応し、合計9つの声色からAIの音声を選択できるという事です。


新機能は「アドバンスドボイスモード」の名称で、

24日から有料会員向けに順次提供を開始します。

従来機能では音声による回答に3～5秒かかっていたが、

新機能では人間とほぼ同じ0.3秒で回答できるという事です。

発音やアクセントをより自然なものに改善し、感情的な表現も可能になりました。


ただ、「アドバンスドボイスモード」は、利用者の指示に基づいて声色を様々に変えることもできるため、

悪用されれば詐欺や偽情報の温床となる恐れがあります。

そこで、オープンAIはAIが実在の人の音声を模倣したり、

有名な曲を歌って歌手の著作権を侵害するなどの問題が起こらないよう、対策を徹底したとしています。