pagetop.png
iconiconicon

トップページ
講座案内
最先端学習メソッド
教室一覧
お客様の声
受講生作品
説明会予約
運営会社
新着情報一覧
お問い合わせ

パソコン入門講座

Word(ワード)講座

Excel(エクセル)講座

社会人向けパソコン講座

仕事に就職に役立つ資格取得講座


個人事業主様向け講座

趣味と生活を楽しむための講座

メニューに戻る

メニューに戻る

HDDとSSDの比較

一昔前はPCの記憶媒体といえばHDD(ハードディスクドライブ)が主流でしたが、最近はSSD(ソリッドステートドライブ)も珍しくなくなってきました。なんとなくSSDの方が値段が高いし性能もいいのでは、という気がしますが、これらがどのように違うのかまとめてみます。

1. 保存方法
HDD: 磁気ディスクを回転させ、ヘッドでデータを読み書きする仕組み。
SSD: 半導体メモリを使用し、電気的にデータを保存。

2. 速度
HDD: ディスクの物理的な回転が必要なため、データの読み書き速度が比較的遅い(約100〜200MB/s)。
SSD: 電気的なアクセスにより、データ転送速度が非常に速い(約500MB/s以上、最新の規格では数GB/s)。

3. 耐衝撃性
HDD: 機械的な部品が多く、衝撃や振動に弱い。また、長期間使用するとディスクの摩耗が起こる。
SSD: 可動部品がないため、耐衝撃性に優れ、物理的な故障リスクが低い。 

4. 価格
HDD: 容量あたりの価格が安い。大容量(例:4TB以上)でもコストパフォーマンスが高い。
SSD: 容量あたりの価格はHDDより高いが、近年価格が下がってきている。

6. 消費電力・発熱
HDD: 回転するディスクがあるため、消費電力が大きく、発熱も多い。
SSD: 消費電力が少なく、発熱も少ない。

7. 耐久性
HDD:書き込み回数自体に制限はないが、機械的な摩耗が実質的な寿命。
SSD: 書き込み回数に限界があるが、書き込みできなくなっても読み取りは可能な場合が多い。SSDの寿命は、書き込み回数を示すP/Eサイクル(Program/Eraseサイクル)や、総書き込み量を示すTBW(Total Bytes Written)という指標で表される。
例えばTBWは一般的な250GBモデルで約60〜150TBWあり、毎日10GBを書き込んでも、60TBWでは16年以上、150TBWでは40年以上使える計算になる。

8. データ保持
HDD: 一度書き込まれたデータを保持するのに電力を必要としない。温度・湿度が低めに保たれているという条件が必要だが、無通電状態でもデータを長時間保持することができる。
SSD: 主流であるNAND型フラッシュメモリは、電気的な充電状態を利用してデータを保存し、この充電状態が時間の経過とともに自然放電することで、データの破損リスクが高まる。

まとめ
項目 HDD SSD
保存方式 磁気ディスク(機械的) NANDフラッシュメモリ(電気的)
速度 遅い 速い
耐久性 衝撃に弱い 衝撃に強い
価格 安い(大容量が手頃) 高い(徐々に低価格化)
容量 大容量が容易 容量は限られる、または高価格
消費電力 高い 低い
寿命の要因 機械的摩耗、磁気面の劣化 書き込み回数(P/Eサイクル)の限界
寿命目安 稼働時間や使用年数(3〜5年) 書き込みデータ量(TBW)に依存
データ保持 電源がなくても長期間保持可能 電源オフ時に長期間(数ヶ月)放置すると劣化の可能性
故障時の挙動 機械故障でデータが読めなくなることがある 書き込み不可になるが読み取りは可能な場合が多い

■どちらを選ぶべき?
SSD: 起動やアプリの読み込みを高速にしたい場合(OSやゲーム用)。
HDD: 大容量のデータ(動画や写真の保存)を安価に保存したい場合。

最適な構成は、OSや重要なアプリはSSDに保存し、大容量データはHDDに保存するハイブリッド構成です。