Excelで関数・数式の入力をした際、
「結果が思うように返ってこなかったからチェックしたい」
「他の人が作ったファイルで、入力してある内容を確認したい」
ということがあると思います。

入力内容をよく確認したい場合、
該当セルをクリックして、数式バーを確認する方法が最も簡単ですが、
表示させたまま他のセルをチェックしたり、印刷に表示させたりすることが難しいので、
いい方法がないかというご質問を受けることがあります。


この他に広く知られている方法として、「数式の表示」があります。
こちらはリボンから、数式タブ→ワークシート分析グループ→数式の表示
とクリックすることで利用できます。



上記のようなファイルに対して使用すると下記のように表示され、
各セルの内容が確認できました。



ただしこの方法だと、数式が入っている全てのセルの表示が変わるので、
確認をしたい内容によっては、かえってわかりにくくなってしまいます。


もうひとつ、便利な方法として、
数式を文字列として返す「FORMULATEXT 関数」の利用があります。
書式はFORMULATEXT(参照セル)です。

実際に入力してみると赤枠のようになり、
FORMULATEXTを入力したセルには、参照セルの関数が表示されました。



このまま印刷したりPDF化したりもできますので、
業務での確認以外にも、Excelを学習中の方なども活用できます。

シンプルな関数ですが、とても便利なのでぜひ使ってみてくださいね。