【キャリア】キャリアアンカー:仕事において何を最も大切にするか(その2)
キャリアコンサルタントの国家資格を持つスタッフが
「パソコン教室に関係するキャリアの話」をテーマにスタッフブログを発信します。
第15回目の今回は、前回のキャリアアンカーの続きです。
前回はキャリアアンカーを知るための3つの問いの1つ目、「①何が得意か?」について補足しました。
今回は、2つ目の問い「②何をやりたいか?」について補足します。
この問いは、自分の情熱の源泉を探る問いです。
心から楽しめる活動や、やりがいを感じる仕事を見つけることにつながります。
例えば、「人と関わる仕事が好き」「問題解決に取り組むのが楽しい」など、
自分の内面的な欲求を掘り下げます。
漫画「宇宙兄弟」では、
宇宙にあこがれる兄弟が幼少期に訪れた天文台で天文学者と次のような会話をしています。
(小山宙哉,宇宙兄弟 第5巻,講談社,2009年,pp11-12)
天文学者『迷ったときはね、「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ 日が暮れちゃうわ」
兄弟『じゃあどーすんのさ」(頭をかかえる兄弟)
天文学者『頭で考えなきゃいいのよ 答えはもっと下 ほら下げて下げて」
(頭をかかえている手を下げていく)
天文学者『あなたのことなら あなたの胸が知ってるもんよ 「どっちが楽しいか」で決めなさい」
私の大好きなシーンです。
問いへの答えは頭で考えるだけでなく、ワクワクすることや楽しいことは何か、
胸に手をあてて自分に聞いてみるのもよいでしょう。
パソコンを学びたいと考えている人の中には、まだ得意ではないけれど、
使いこなしている自分を想像してワクワクする、という方もいらっしゃると思います。
※キャリアに関するブログのバックナンバー
2025/04 【キャリア】キャリアアンカー:仕事において何を最も大切にするか
2025/03 リフレーミング:自分の弱みだと思っていることも見方を変えれば強みになる
2025/03 自分の成長を目的として行っている勤務先以外での学習を特に何もしていない人が52.6%
2025/02 積極的不確実性:将来の不確実性をありのままに受け入れて前向きにとらえる
2024/12 自己効力感:できる。きっとうまくいく。自分に対する自信を持とう!
2024/12 転機に関する理論:トランジション理論(3ステップモデル)
2024/11 偶然の出来事をチャンスに活かす:計画された偶発性理論
2024/10 プロティアン・キャリア(変幻自在なキャリア)
2024/09 人生の転機への対応に関する理論:シュロスバーグの4S
2024/09 ジョブ・カード
2024/08 職業能力チェック
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