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【Excel】あとからふりがなを設定する

名簿や参加者一覧表などを作成する際に、氏名の読み方を明示するため【ふりがな(フリガナ)】を設けることがあると思います。
基本的にExcelにおける【ふりがな(フリガナ)】は、漢字に変換する前に入力した読みが登録されます。
たとえば、「日本」を『にほん』と入力したら『にほん』と、『にっぽん』と入力したら『にっぽん』とふりがなが登録されます。

セル内に【ふりがな(フリガナ)】を振るには、リボンの[ふりがなの表示/非表示]ボタンを利用します。
リボンのホームタブ>フォントグループ>ふりがなの表示/非表示ボタン(赤枠)をクリックします。

別のセルに【ふりがな(フリガナ)】を入力するには、[PHONETIC関数]を利用します。
リボンの数式タブ>その他の関数>情報>PHONETICを選択します。


ただし、この法則はセルに手入力をした時のみ有効です。
言い換えれば、漢字を変換しないで入力した場合は【ふりがな(フリガナ)】は登録されません。
主に次のような場面です。
① 他のアプリケーションや、ブラウザなどの文字列をコピーして貼り付けた時
② CSVファイルや外部ファイルからインポートした時
③ マクロ(VBA)でセルに漢字を代入した時


B3とB7は同じ「山田 太郎」ですが、入力によって、C3とC7に入力されたPHONETIC関数のふりがなの表示が異なります。


しかし、実務の現場において数百、数千行のデータベースに読み方を入力する際に、必ずしも対象の文字列が手入力されているとは限りません。
それこそ、インポートした文字列、コピペした文字列も含まれている可能性は大いにあります。

そこで、あとからでも【ふりがな(フリガナ)】を入力する方法として今回はVBAと生成AIを使う2つの方法をご紹介します。

(1) VBAの【GetPhoneticメソッド】を使う方法
VBAでよみがなを取り出す場合、ApplicationオブジェクトのGetPhoneticメソッドを使います。
GetPhonetic メソッドは、指定した文字列またはセルに設定された日本語のふりがな(フリガナ)を取得します。
Office の言語設定で日本語が選択またはインストールされている場合に利用可能です。
構文は「Application.GetPhonetic(Text)」です。
引数のTextには、ふりがなを取得したいセルの値や文字列を指定します。セル範囲を格納したオブジェクト変数を指定することもできます。

一例として、A列(A2からA100)に氏名が入力されており、その右隣のB列にふりがなを入力するマクロとします。

Sub ふりがな入力()
   Dim myRange As Range 'オブジェクト変数myRangeを宣言します
   For Each myRange In Range("A2:A100") ' A列の氏名を順番に取り出して操作します
     myRange.Offset(0, 1).Value = Application.GetPhonetic(myRange.Value)
   Next
End Sub
※'(シングルクォーテーション)の後ろはコメントです

A2からA100まで同じ操作の繰り返しとなるため、上記ではFor Each…Nextステートメントを利用しています。
このマクロを実行するとB列にフリガナが入力されます。

(※通常は全角カタカナで表示されますので、ふりがなの設定を行い任意の形式に変更してください)

(2) 生成AIにふりがなを出力させる方法
マクロに馴染みのない方にとって、(1)はやや難しく感じられると思います。
そこで、もっと手軽にできる方法として生成AIにふりがなを作ってもらいます。
次の文字列を1行ずつひらがなで(orカタカナで)ふりがなを出力して」とプロンプト(指示)を送ります。
(今回は、Microsoft Copilotを利用しています。)

すると、一般的な読み方を推定して出力してくれますので、右上のコピーボタン(赤枠)で文字列をコピーします。
コピーした文字列をExcelの所定の箇所に貼り付けることができます。

手入力では手間のかかる作業でも、VBAやAIを利用すれば瞬時に解決できることはたくさんありますので、
ぜひ様々な場面で活用してみて下さい♪