皆さん、こんにちは！兵庫県 宝塚市の 宝塚商工会議所パソコン教室 です。

Windowsには1つの物理的なPCの中に複数の作業スペースを仮想的に作成して、それぞれにアプリやウィンドウを配置できる機能があり、それが仮想デスクトップです。
例えば「仕事用」、「プライベート用」、「資料作成用」など、用途ごとに分けて使うことができます。
1台のPCを複数人で使わなければならない環境の方、個人事業を営まれていて公私を分けたい方、プロジェクトごとに作業領域を分けたい方にオススメです。そこで今回はWindowsに備わる仮想デスクトップについてご紹介します。
注：今回ご紹介する仮想デスクトップはOS組込のローカル機能についてのみを指しています。

▶そもそも“仮想化”とは？
物理的なコンピュータのリソース（CPU、メモリ、ストレージなど）をソフトウェアで“仮想的に”分割・統合して使えるようにする技術です。
言い換えれば、1台のパソコンの中に「複数のパソコンがあるように見せかける」ことができるのが仮想化です。

▶メリットとデメリット

メリット	デメリット
作業ごとに画面を分けて集中できる	デスクトップ間の移動に慣れが必要
ウィンドウの整理がしやすくなる	メモリやCPUを多く使う場合がある
マルチタスクが快適になる	アプリの配置が毎回リセットされることもある
物理モニターが少なくても快適に使える	一部のソフトが仮想デスクトップに非対応
プライベートと仕事を分けて管理できる	トラブル時にすべてのデスクトップに影響が出る

▶操作方法
・仮想デスクトップの作成
新しい仮想デスクトップを作成するには【Windows+Ctrl+D】キーを押します。
すると、『デスクトップ2』が作成されます。
なお、デスクトップの数に理論上の上限は存在しないため、必要に応じて好きなだけ作成することができます。
ただし、数が増えればメモリやCPUに負荷がかかるため、実際には多くても5個までに留めておくのがお勧めです。

・デスクトップの切り替え
デスクトップの表示を切り替えるには【Windows+Ctrl+ ← / →】キーを押します。

・一覧の表示
作成したデスクトップを一覧で表示するためには【Windows+Tab】キーを押します。
すると、「タスクビュー」を開くことができます。


・名前の変更
作成されたデスクトップ名はあくまで仮名のため、任意の名前に変更することができます。
「タスクビュー」を表示し、上部に並んでいる仮想デスクトップのサムネイルを、右クリックします。
「名前の変更」（赤枠） を選び、任意の名前を入力します。


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