【Outlook】毎回アドレスが変わる迷惑メールの対処法
皆さま、こんにちは!立川商工会議所パソコン教室です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
迷惑メールが取り沙汰されるようになり久しいですが、まず言えるのは身に覚えのないメールは無視することです。
それでも最近は件名だけは巧妙になって確認せざるを得ないことが増えてきており、あやしい単語を指定するなどのルール設定では対処が難しいケースがあります。また、送信元のメールアドレスやドメインも一定ではないため、これらを指定して処理することも難しい状況です。
今回はこれらの対応が難しい迷惑メールの内の約30%以上は対応できるであろう、トップレベルドメイン(TLD)の指定方法についてご紹介します。
この作業をする前に、まずは明らかに迷惑メールの件名で、今後も自分には関係ないだろうものにはルールを設定して一律迷惑メールとしてしまいましょう。
手順の一つ目は、該当メール上で右クリックし「ルール」→「仕分けルールの作成」を選択します。
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すると、下画像のような設定ウィンドウが開くので、「件名が次の文字を含む場合」の欄に、排除したい単語が入力されている状態にして、一番下は迷惑フォルダなどの隔離用のフォルダにします。
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これによって多くの詐欺的なメールは排除できますが、それでもすり抜けてくるメールは、自分にとって必要な単語が件名に入っているなど判別が難しいものと思われます。個別にアドレスやドメイン指定したいところですが、冒頭のとおりいくつものアドレスやドメインを使っているので全く効果はありません。
なお、メール本文内に「身に覚えのない方は・・・」など、返信を促すアドレスやURLをクリックするのはメールアドレスが有効だと教えるようなものなので設定はアプリで行い、絶対に無視しましょう。
これらの設定ができましたら、次はトップレベルドメインの設定の出番になります。トップレベルドメイン(TLD)とは、メールアドレスやWebサイトの最後の部分にあるドメインの種類を示す部分のことです(下表参照)。
TLDはいろいろな種類あります。
① gTLD(一般トップレベルドメイン)
最も見られる種類
最近はスパムメールに「.xyz、.top、.click」なども多く使われます。
② ccTLD(国別トップレベルドメイン)
国ごとに割り当てられているドメイン
③ 特殊用途(政府、教育など)
以上のように様々な種類があり、これらに注意して迷惑メールを確認していくと日本以外の国から来ているのが多いことに気が付きます。
実際にサンプルとして調べた3,433通の迷惑メールの内2,136通、実に62%のトップレベルドメインが「.cn」でした。
このドメインはccTLDで、個人のメールにおいては現地の法人や友人などとやり取りをすることがなければ、ほぼ確実に不要なドメインです。
人によって状況は違いますが、多くの場合はこれで半分以上の迷惑メールを隔離することができそうです。「.cn」は残念ながら取得審査が緩い、費用が格安および無料ということもあり、フィッシングやスパム、マルウェア目的で使われやすいTLDです。
Outlookでの指定方法は以下のとおりです。
なお、Outlook内に複数のアカウントがある場合は、アカウントごとに必要ですので注意しましょう。
1.「ホーム」タブにある「迷惑メール」→「迷惑メールのオプション」をクリックしましょう。
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2.開いたウィンドウから「ブロックするトップレベルドメインリスト」をクリックし、リストの中からチェックして「OK」を選択しましょう。
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これによって、全てではないですが件名指定やアドレス指定での対処が難しかった迷惑メールをある程度軽減することができます。

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迷惑メールが取り沙汰されるようになり久しいですが、まず言えるのは身に覚えのないメールは無視することです。
それでも最近は件名だけは巧妙になって確認せざるを得ないことが増えてきており、あやしい単語を指定するなどのルール設定では対処が難しいケースがあります。また、送信元のメールアドレスやドメインも一定ではないため、これらを指定して処理することも難しい状況です。
今回はこれらの対応が難しい迷惑メールの内の約30%以上は対応できるであろう、トップレベルドメイン(TLD)の指定方法についてご紹介します。
この作業をする前に、まずは明らかに迷惑メールの件名で、今後も自分には関係ないだろうものにはルールを設定して一律迷惑メールとしてしまいましょう。
手順の一つ目は、該当メール上で右クリックし「ルール」→「仕分けルールの作成」を選択します。
すると、下画像のような設定ウィンドウが開くので、「件名が次の文字を含む場合」の欄に、排除したい単語が入力されている状態にして、一番下は迷惑フォルダなどの隔離用のフォルダにします。
これによって多くの詐欺的なメールは排除できますが、それでもすり抜けてくるメールは、自分にとって必要な単語が件名に入っているなど判別が難しいものと思われます。個別にアドレスやドメイン指定したいところですが、冒頭のとおりいくつものアドレスやドメインを使っているので全く効果はありません。
なお、メール本文内に「身に覚えのない方は・・・」など、返信を促すアドレスやURLをクリックするのはメールアドレスが有効だと教えるようなものなので設定はアプリで行い、絶対に無視しましょう。
これらの設定ができましたら、次はトップレベルドメインの設定の出番になります。トップレベルドメイン(TLD)とは、メールアドレスやWebサイトの最後の部分にあるドメインの種類を示す部分のことです(下表参照)。
| メールアドレス・URL | トップレベルドメイン |
|---|---|
| example.com | .com |
| info.jp | .jp |
| mail.xyz | .xyz |
| news.co.uk | .uk |
① gTLD(一般トップレベルドメイン)
最も見られる種類
| 例 | 用途 |
|---|---|
| .com | 商用(企業向け)※現在は誰でも取得可 |
| .net | ネットワークサービス |
| .org | 非営利団体 |
| .info | 情報提供サイト |
最近はスパムメールに「.xyz、.top、.click」なども多く使われます。
② ccTLD(国別トップレベルドメイン)
国ごとに割り当てられているドメイン
| 国 | ccTLD |
|---|---|
| 日本 | .jp |
| アメリカ | .us |
| 中国 | .cn |
| イギリス | .uk |
③ 特殊用途(政府、教育など)
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| .gov | 政府機関 |
| .mil | 軍事 |
| .edu | 教育機関(大学など) |
以上のように様々な種類があり、これらに注意して迷惑メールを確認していくと日本以外の国から来ているのが多いことに気が付きます。
実際にサンプルとして調べた3,433通の迷惑メールの内2,136通、実に62%のトップレベルドメインが「.cn」でした。
このドメインはccTLDで、個人のメールにおいては現地の法人や友人などとやり取りをすることがなければ、ほぼ確実に不要なドメインです。
人によって状況は違いますが、多くの場合はこれで半分以上の迷惑メールを隔離することができそうです。「.cn」は残念ながら取得審査が緩い、費用が格安および無料ということもあり、フィッシングやスパム、マルウェア目的で使われやすいTLDです。
Outlookでの指定方法は以下のとおりです。
なお、Outlook内に複数のアカウントがある場合は、アカウントごとに必要ですので注意しましょう。
1.「ホーム」タブにある「迷惑メール」→「迷惑メールのオプション」をクリックしましょう。
2.開いたウィンドウから「ブロックするトップレベルドメインリスト」をクリックし、リストの中からチェックして「OK」を選択しましょう。
これによって、全てではないですが件名指定やアドレス指定での対処が難しかった迷惑メールをある程度軽減することができます。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆ お知らせ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆

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