【書籍紹介】お茶の世界とパソコン教室の意外な共通点『日日是好日』を読んで
SNSで「人生観を変えた一冊」として紹介されていた、森下典子さんのエッセイ『日日是好日(にちにちこれこうじつ) ―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』を読みました。
約25年という長い歳月、著者が茶道教室に通い続ける中で得た気づきが綴られていました。読み進めるうちに「これって、パソコンの学びと共通点がある!」と気が付く場面がたくさんありました。
今回は、本書から学んだ「上達のヒント」を、パソコン教室での学びに置き換えてご紹介します。
1. 「なぜ?」の前に、まずは「形」から
茶道のお稽古で、著者は道具の扱い方に戸惑い、理由を尋ねますが、先生はこう答えます。
「わけなんか、どうでもいいから、とにかくこうするの。あなたたちは反発を感じるかもしれないけど、お茶って、そういうものなの」
パソコンを習い始めた方も、「どうしてここをクリックするの?」「なぜこの画面が出るの?」と、理屈がわからず不安になることがあるかもしれません。
ですが、WordやExcelの操作も、まずはお手本通りに「形」をなぞってみることをおすすめしています。「形」どおりに操作すればこういう動きになる、というのを体験することで、いつのまにか不安が消えるからです。
2. 頭ではなく、手が覚えている感覚
お稽古を続ける中で、著者はこんな言葉もかけられます。
「ほらね、頭で考えなければいいの。もっと自分の手を信じなさい」
これは、タイピング(ブラインドタッチ)に通じるものがあります。「『Q』は左手の小指で…」と頭で考えているうちは、なかなかスムーズに打てません。しかし、毎日少しずつキーボードに触れていると、いつの間にか意識しなくても手が勝手に動くようになります。まさに「手が覚えている」状態です。
3. 「やりたい」と思った時が、最高の始め時
本書の後半、著者は大切な気づきとしてこう綴っています。
「会いたいと思ったら、会わなければいけない。(中略)花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。」
パソコンも同じです。「いつかできたらいいな」「自分にはまだ早いかも」と迷っている間に、時間は過ぎてしまいます。「やってみたい」という心の動きを大切に、まずは触れてみること。その一歩が、新しい世界への扉を開いてくれます。
4. 「お勉強って、本当に楽しいわね」
最後に紹介するのは、著者がお茶会で出会った80歳を超えた老婦人の言葉です。
「さっ、もう一席、お勉強してくるわ。お勉強って、本当に楽しいわね」
当教室にも、80代でWordを使いこなし、素敵な作品を作られている受講生がいらっしゃいます。その方はいつも本当に楽しそうで、お会いするたびにこちらが元気をいただきます。「楽しいから続く、続くから上達する、上達するからさらに楽しい」という素敵な循環を、目の当たりにしています。
最後に
『日日是好日』という言葉には、「どんな日も、かけがえのない良い日である」という意味があります。
パソコンの操作で、今日はうまくできた。昨日は少し苦戦した。そんな日々の積み重ねのすべてが、自分の世界を広げる大切なプロセスです。
「すぐにはわからなくても、続けていくうちにじわじわと面白くなる」。そんな学びの時間を、ぜひ一緒に楽しんでみませんか?
※新潮社の書籍紹介ページのURL
https://www.shinchosha.co.jp/book/136351/
約25年という長い歳月、著者が茶道教室に通い続ける中で得た気づきが綴られていました。読み進めるうちに「これって、パソコンの学びと共通点がある!」と気が付く場面がたくさんありました。
今回は、本書から学んだ「上達のヒント」を、パソコン教室での学びに置き換えてご紹介します。
1. 「なぜ?」の前に、まずは「形」から
茶道のお稽古で、著者は道具の扱い方に戸惑い、理由を尋ねますが、先生はこう答えます。
「わけなんか、どうでもいいから、とにかくこうするの。あなたたちは反発を感じるかもしれないけど、お茶って、そういうものなの」
パソコンを習い始めた方も、「どうしてここをクリックするの?」「なぜこの画面が出るの?」と、理屈がわからず不安になることがあるかもしれません。
ですが、WordやExcelの操作も、まずはお手本通りに「形」をなぞってみることをおすすめしています。「形」どおりに操作すればこういう動きになる、というのを体験することで、いつのまにか不安が消えるからです。
2. 頭ではなく、手が覚えている感覚
お稽古を続ける中で、著者はこんな言葉もかけられます。
「ほらね、頭で考えなければいいの。もっと自分の手を信じなさい」
これは、タイピング(ブラインドタッチ)に通じるものがあります。「『Q』は左手の小指で…」と頭で考えているうちは、なかなかスムーズに打てません。しかし、毎日少しずつキーボードに触れていると、いつの間にか意識しなくても手が勝手に動くようになります。まさに「手が覚えている」状態です。
3. 「やりたい」と思った時が、最高の始め時
本書の後半、著者は大切な気づきとしてこう綴っています。
「会いたいと思ったら、会わなければいけない。(中略)花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。」
パソコンも同じです。「いつかできたらいいな」「自分にはまだ早いかも」と迷っている間に、時間は過ぎてしまいます。「やってみたい」という心の動きを大切に、まずは触れてみること。その一歩が、新しい世界への扉を開いてくれます。
4. 「お勉強って、本当に楽しいわね」
最後に紹介するのは、著者がお茶会で出会った80歳を超えた老婦人の言葉です。
「さっ、もう一席、お勉強してくるわ。お勉強って、本当に楽しいわね」
当教室にも、80代でWordを使いこなし、素敵な作品を作られている受講生がいらっしゃいます。その方はいつも本当に楽しそうで、お会いするたびにこちらが元気をいただきます。「楽しいから続く、続くから上達する、上達するからさらに楽しい」という素敵な循環を、目の当たりにしています。
最後に
『日日是好日』という言葉には、「どんな日も、かけがえのない良い日である」という意味があります。
パソコンの操作で、今日はうまくできた。昨日は少し苦戦した。そんな日々の積み重ねのすべてが、自分の世界を広げる大切なプロセスです。
「すぐにはわからなくても、続けていくうちにじわじわと面白くなる」。そんな学びの時間を、ぜひ一緒に楽しんでみませんか?
※新潮社の書籍紹介ページのURL
https://www.shinchosha.co.jp/book/136351/








